新・相模原市総合計画の施策の実施状況に関する建議が行われました
「新・相模原市総合計画」では、成果指標の達成度を明らかにし、市民に公表するとと もに、 施策の継続的な改善活動と総合計画の円滑な推進に資することを目的に、施策を定期的に評価・ 検証する進行管理を毎年度実施しております。
本年度の進行管理は、平成26年度の施策の実施状況に基づき本市が行った1次評価の結果を受 け、相模原市総合計画審議会が8月から10月にかけ2次評価を実施いたしました。
この結果を受け、この度審議会における意見がまとまったことから、市長への建議が行われま した。なお、施策の実施状況に関する建議が行われるのは、今回で5回目となります。
今後、本市では、建議書における意見に対する対応方針や改善に向けた工程表等を作成し、報告 するとともに、公表を行う予定です。
1 建議の日時及び出席者
(1)日 時 平成27年10月23日(金)午後1時30分から
(2)場 所 相模原市役所本庁舎本館2階 応接室3
(3)出席者 ・相模原市総合計画審議会
会長 吉田 民雄 氏(総合政策プランナー)
・本市
加山市長、小池副市長、湯山企画財政局長、齋藤企画部長
2 建議の内容について
新・相模原市総合計画 施策の実施状況に関する建議書(別添「資料」のとおり)
平成27年10月23日 相 模 原 市 発 表 資 料
【問い合わせ先】 企画部 企画政策課 電話 042- 769- 8203
新・相模原市総合計画
施策の実施状況に関する建議書
平成27年10月
相模原市総合計画審議会
あ
はじめに
新・相模原市総合計画は、平成22年度のスタートから6年目を迎え、施策 の進行管理を開始して5年目となる。ここのところ、横浜市、川崎市、神戸市 などの他の指定都市等から相模原市の総合計画の運営の仕方について視察等が 相 次 い で い る と い う こ と で あ り 、 相 模 原 市 が 市 政 運 営 の 基 軸 と な る 総 合 計 画 運営の先進都市として注目され、参考とすべき先行事例として全国に情報発信 をしていることは喜ばしいかぎりである。
本 審 議 会 は 、 総 合 計 画 の 進 行 管 理 と し て 、 こ れ ま で 市 民 と 約 束 し た 施 策 の 成果目標・指標の達成度を中心とした評価(成果目標・指標の評価)と施策の 成 果 目 標 ・ 指 標 の 達 成 の た め の 主 な 事 業 の 実 施 状 況 等 を 含 め た 施 策 の 立 案 ・ 実 施 ・ 改 善 活 動 の 評 価 ( 施 策 の 総 合 評 価 ) を 行 い 、 様 々 な 意 見 を 付 し て き た ところである。これら2つの観点からの評価結果を真摯に受け止め、継続的な 見直しが実施されたことにより、相模原市の取組が先行事例となっていること については、高く評価したい。
本 審 議 会 は 、 毎 年 、 全 施 策 の 3 分 の 1 を 対 象 に 2 次 評 価 を 行 っ て お り 、 昨 年 度 で す べ て の 施 策 の 2 回 目 の 評 価 を 終 了 し た と こ ろ で あ る 。 本 年 度 は 、 3順目となる17施策の2次評価と、昨年度の施策評価で改善を要すると判定 した13施策の改善工程表の取組状況等についてのモニタリングを実施した。
「 成 果 目 標 ・ 指 標 の 評 価 」 で は 、 本 年 度 は 年 度 別 の 目 標 を 達 成 し た 指 標 が 昨 年 度 よ り 増 加 し 、 成 果 達 成 に 向 け た 大 き な 努 力 が み ら れ る も の の 、 他方で目標を達成していない改善が必要な指標が約半数を占める結果となった。 こ の 現 状 を 強 く 認 識 し 、 課 題 を 分 析 し た う え で 改 善 に 向 け た 取 組 を 早 急 に 検討されたい。
また、本年度の評価では、市が事業に取り組んだ成果をより適正に評価する ため、成果指標を補完する106のサブ指標を新たに設定して評価を実施した が、未だに目標設定の根拠が曖昧な指標が散見されることから、引き続きより 一層目標・指標の精度を高める努力が求められる。
一方、「施策の総合評価」では、業務統計や調査統計等を踏まえた原因分析に よる問題・課題の明確化をはじめ、市民の暮らしの現場である地域実態の把握・ 分析を踏まえた独自性のある施策・事業の立案・実施、仕事の発想の成果重視 への切り替えの必要性などが指摘でき、今後一層の行政活動の改善と職員意識 の改革に努めることが求められる。
総合計画の進行管理には、成果や取組状況を市民に公表して行政の説明責任 を果たすとともに、PDCAサイクルにより施策を評価し、改善していくとい う2つの重要な目的がある。職員一人ひとりが豊かな地域公共感覚をもって、 最終的な成果やコストパフォーマンスを意識し、「何を行ったのか」ではなく、
「市民生活にどのような成果をもたらしたのか」という視点に立ち、政策推進 に取り組まれることを強く望むところである。今後の急激な少子高齢化を伴う 人 口 減 少 時 代 に お い て 人 口 維 持 の た め の 都 市 間 競 争 は 厳 し さ を 増 す が 、 選 ば れ る 都 市 に な る た め に は そ う し た 成 果 志 向 の 都 市 経 営 の 展 開 が 何 よ り も 求められる。
平成27年10月
相模原市総合計画審議会 会長 吉 田 民 雄
1 目次
第1章 評価の実施方法について
1 評価の仕組み… … … P2 2 評価の流れ… … … P3 3 評価の視点及び基準… … … P4
第2章 総合計画審議会の評価・意見について
1 評価の対象施策 … … … P5 2 2次評価の結果及びコメント(総論)… … … P6
平成27年度「2次評価」結果について(施策別各論)… … … P11
平成26年度「改善工程表モニタリング」結果について(施策別各論)… … P25
参考資料1
相模原市総合計画進行管理実施方針… … … P32
参考資料2
「平成27年度 新・相模原市総合計画の成果指標・総合評価」結果一覧… … P35
参考資料3
「平成27年度 新・相模原市総合計画のサブ指標」一覧… … … P43
参考資料4
様式「平成27年度 総合計画 施策進行管理シート」… … … P51
参考資料5
様式「平成26年度 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表」… P56
付属資料
相模原市総合計画審議会の開催経過(平成27年度進行管理)… … … … P58 相模原市総合計画審議会委員名簿 … … … P59
2 第1章 評価の実施方法について
評価に当たっては、「相模原市総合計画進行管理実施方針」(32ページ「参考資 料1」のとおり)に基づき実施した。
具体的な評価の実施方法については、次のとおりである。
1 評価の仕組み
<進行管理の仕組みのイメージ(PDCAサイクル)>
○ 新・相模原市総合計画基本計画では、
・各施策に掲げた「めざす姿」の実現に向け、
・「取り組みの方向」を明確にし、
・その達成度をできる限り客観的に測るため「成果指標」を示し、
・施策の目標達成の手段となる「主な事業」を掲げている。
○ 施策の構成要素である「めざす姿」「取り組みの方向」「成果指標」「主な事業」の体 系を踏まえ、施策の進捗状況について評価(Chec k)を行い、以降の改善(Ac t )につ なげていくという、いわゆるPDCAサイクルに基づく進行管理を行っている。
○ 総合計画審議会は、この「評価(Chec k)」の役割を担い、市の施策の改善に向け、 評価の結果や意見を建議書としてまとめている。
なお、2次評価施策は、効率的に評価作業を進めるため、基本計画掲載の全50施策 のうち、毎年16∼17施策を抽出して実施している。
新・相模原市総合計画
計画(Pl an) 実施計画 基本構想(おおむね 20 年後)
基本計画(平成 22 年度∼平成 31 年度)
改善(Ac t )
・事業計画見直し
・執行プロセス改善
実行(Do)
・施策の推進
・事務事業の執行
評価(Check)
・成果、進捗状況の把握
*1次評価(内部評価)
公表
総合計画審議会(施策評価)
*2次評価、改善工程表のモニタリング 市民
意見
(建議) 予算編成 組織・定数
・施政方針
・局、区運営方針 等
… 施策の「めざす姿」・「取り組みの方向」・
「成果指標」「主な事業」など
3 2 評価の流れ
(1)前年度実績に対する総合評価
○ 平成26年度の実績に基づき、「平成27年度総合計画施策進行管理シート」を 用いて施策評価を実施する。
○ 施策評価は、市(施策所管局)が実施する1次評価と、総合計画審議会が実施す る2次評価の2段階で行う。
本年度は、1次評価は全50施策、2次評価はそのうちの17施策について実施 する。2次評価では、2部会に分かれ施策所管局とのヒアリングを行い、1次評価 の妥当性を検証するほか、様々な角度から意見を述べ、その結果を『総合評価』と してまとめる。
○ 本年度の進行管理より成果指標を補完する106のサブ指標を設定した。 施策評価は、基本的には92の成果指標の測定結果を基に実施するが、様々な角 度から総合的な評価を行うため、サブ指標の測定結果も参考にして評価を実施する。
(2)前年度の評価に基づく施策の改善(改善工程表のモニタリング)
○ 前年度の2次評価において改善が必要と判定された施策(B又はC評価)につい ては、施策所管局が具体的な改善策を四半期ごとにまとめた改善工程表を作成して いる。
本審議会では、施策実施の実効性を高めるため、2部会に分かれ、施策所管局と のヒアリングにより改善状況を確認する『改善工程表のモニタリング』を実施し、 取組の妥当性について評価し意見をまとめる。
(3)建議
○ 審議会は、「2次評価における総合評価」と「改善工程表のモニタリングの評価」 の結果について、建議書としてまとめる。
○ 市(施策所管局)は、この後、建議書の指摘に対する「対応方針」を定めるとと もに、改善が必要と判定された施策(施策の総合評価基準のB又はC評価)につい ては、具体的な改善策を四半期ごとに定めた「改善工程表」を作成する。
進行管理年度
月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
平 成 2 5 年 度 実 績 に 基 づ く 進 行 管 理
平 成 2 6 年 度 実 績 に 基 づ く 進 行 管 理
平 成26年度 平成27年度
建
議
報
告
総合計画審 議会による モニタリング
建
議
報
告 1次評価
50施策 2次 評価 16施策
対応方 針 16施策
1次評価 50施策
2次 評価 17施策
対応方針 17施策 平成26年度 事業
H 2 6 実 績
・ 決 算
・ 市 民 ア ン ケー ト 集 計 H
2 5 実 績
・ 決 算
・ 市 民 ア ン ケー ト 集
計 改善工程表(13施策)※取組を実施
改善工程表※ 取組を実施
(H28にモニタリング) モニタリング 後の改善 策
4 3 評価の視点及び基準
(1)前年度実績に対する総合評価(2次評価の基準) ア 2次評価の視点
○ 成果指標の実績に係る結果の分析が適切であるか
○ 施策を構成する事業の方向性が適切であるか
○ 施策を構成する事業の実績及び評価結果が適切であるか
○ 施策を構成する事業の指標、目標が適切であるか
○ 総合分析及び市の自己評価(1次評価)が適切であるか
イ 成果目標・指標の評価の基準
成果指標及びサブ指標の評価については、成果指標の年度別の目標値に対す る実績値の達成率に応じて、A∼Dまでの4つに区分する。
A … 年度別目標を達成
B … 年度別の目標の値を80%以上達成 C … 年度別の目標の値を60%以上達成 D … 年度別の目標の値が60%未満
− … 今年度は成果指標の測定ができないもの
ウ 施策の総合評価の基準
施策の総合評価は、成果指標の評価、施策を構成する事業の取組結果、サブ 指標の評価、施策推進のために要した経費などを総合的に評価し、A∼Cの3 つに区分する。
A … 施策の目標達成に向けて十分に事業の効果が現れている B … 施策の目標達成に向けて一部の事業の取組に改善が必要 C … 施策の目標達成に向けて事業の取組に大幅な改善が必要
2次評価の施策の総合評価に当たっては、「イ」の達成状況とともに、施策 を構成する主な事務事業の実施状況についても評価の材料とする。各事業には、 平成26年度の「目標・指標」が設定され、これに対する「実績」及び「評価」 が記載されている。進捗状況をシートから読み取るとともに、2つの部会で実 施した施策所管局とのヒアリングにより、取組成果、事業手法やコストなどの 妥当性を合わせて確認する。
(2)前年度の評価に基づく施策の改善(改善工程表のモニタリング) モニタリング評価の視点
○ 四半期ごとの取組が予定どおり進捗しているか。
○ 対応方針の内容を実現するための効果的な手法となっているか。
5 第2章 総合計画審議会の評価・意見について
当審議会が行った2次評価の結果及び意見については、次のとおりである。
1 評価の対象施策
(1)施策評価:2次評価の対象施策 基本
目標
施策 No.
施策名
1次評価 結果
2次評価 結果
所管局 部会別
I 1 地域福祉の推進 B B 健康福祉局 1
I 2 援護を必要とする人の生活安定と自立支援 A B 健康福祉局 1
I 5 青少年の健全育成 B B 健康福祉局 1
I 9 障害児の支援 A A 健康福祉局 1
I 11 医療体制の充実 A A 健康福祉局 1
I 13 市民生活の安全・安心の確保 A A 市民局 1
Ⅱ 16 学校教育の充実 A A 教育局 1
Ⅱ 22 人権尊重・男女共同参画の推進 A B 市民局 1
Ⅱ 23 世界平和の尊重 B B 総務局 1
Ⅲ 24 地球温暖化対策の推進 A A 環境経済局 2
Ⅲ 26 資源循環型社会の形成 B B 環境経済局 2
Ⅲ 27 廃棄物の適正処理の推進 A A 環境経済局 2
Ⅲ 28 水源環境の保全・再生 B B 環境経済局 2
Ⅲ 33 地域経済を支える産業基盤の確立 B B 環境経済局 2
Ⅲ 36 都市農業の振興 B B 環境経済局 2
Ⅳ 44 魅力ある景観の保全と創造 A A 都市建設局 2
Ⅴ 48 皆で担うまちづくりの推進 B B 市民局 1
(2)改善工程表のモニタリング対象施策 基本
目標
施策 No.
施策名
前年度 2 次評価
所管局 部会別
Ⅰ 4 子育て環境の充実 B 健康福祉局 1
Ⅰ 7 高齢者を支える地域ケア体制の推進 B 健康福祉局 1
Ⅰ 8 障害者の自立支援と社会参加 B 健康福祉局 1
Ⅱ 18 生涯学習の振興 B 教育局 1
Ⅱ 21 国際化の推進 B 総務局 1
Ⅲ 25 環境を守る担い手の育成 B 環境経済局 2
Ⅲ 31 快適な都市空間の創造 B 環境経済局 2
Ⅲ 34 新産業の創出と中小企業の育成・支援 B 環境経済局 2
Ⅳ 41 広域的な交流を支える交通体系の確立 B 都市建設局 2
Ⅳ 42 地域を支える交通環境の充実 B 都市建設局 2
Ⅳ 45 安全で快適な住環境の形成 B 都市建設局 2
Ⅴ 47 分権型のまちづくりの推進 B 市民局 1
Ⅴ 50 市民と行政のコミュニケーションの充実 B 総務局 1
6 2 2次評価の結果及びコメント(総論)
(1)成果目標・指標の評価結果
○ 成果指標 評価
平成26年度実績 平成25年度実績
個数 割合 個数 割合 評価目安
A 41 44% 36 39% 年度別目標を(上回って)達成
B 34 37% 41 45% 年度別の目標の値を80%以上達成
C 6 7% 4 4% 年度別の目標の値を60%以上達成
D 3 3% 5 5% 年度別の目標の値が60%未満
− 8 9% 6 7% 今年度は指標の測定ができないもの
合計 92 100% 92 100%
○ サブ指標 評価
平成26年度実績 平成25年度実績
個数 割合 個数 割合 評価目安
A 67 63% 22 69% 年度別目標を(上回って)達成
B 23 22% 7 22% 年度別の目標の値を80%以上達成
C 8 7% 2 6% 年度別の目標の値を60%以上達成 D 1 1% 0 0% 年度別の目標の値が60%未満
− 7 7% 1 3% 今年度は指標の測定ができないもの
合計 106 100% 32 100%
■ 成果目標・指標については、達成状況の程度などよりも市民に約束した成果 目標を達成したのかという成果の視点の徹底を強く意識されたい。そのための 主な意見は次の7点である。
① 成 果 指 標 と サ ブ 指 標 の 位 置 づ け の 明 確 化 で あ る 。 成 果 指 標 と は 各 施 策 の 達 成 す べ き 基 本 目 標 、 最 終 的 な 成 果 を 数 値 目 標 で 示 す も の で あ り 、 こ れ に 対してサブ指標とはそうした最終的な成果を達成するための主要事業の業績 達成度を評価するものである。今後はこうした点を明確にするために現行の
「 指 標 」 は 「 成 果 指 標 ( 原 則 2 指 標 )」 と し 、「 サ ブ 指 標 」 は 「 業 績 指 標
(取り組みの方向に対して原則1指標)」とし、評価指標の明確でわかりやす い体系化を図ることが求められる。
② 成果指標(サブ指標も含む。以下同様)については、目標値の設定根拠を明確に す べ き で あ る 。 市 民 へ の 説 明 責 任 を 果 た す た め に は 、 な ぜ そ の 数 値 目 標 を 目 指 す の か を 明 ら か に し た 上 で 、 市 民 の 納 得 を 得 る 施 策 に 取 り 組 む 必 要 が あり改善を求める。
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③ 成 果 指 標 の 評 価 に 当 た っ て は 、 目 標 値 を 達 成 し て い な い に も 関 わ ら ず 、 結果の分析が不十分な施策がある。特に達成率の度合いでプラス評価をする 傾向にあるが、あくまでも評価の判断基準は市民と約束した目標値を達成し たか否かであり、達成率はなぜ達成できなかったのか、その原因分析に努め ることが重要である。具体的な改善策を導き出すプロセスにおいては、現状 の分析と課題認識が重要であり改善を求める。
④ 現 在 の 施 策 進 行 管 理 シ ー ト は 、 計 画 の 最 終 年 度 で あ る 平 成 3 1 年 度 を 見通した形式になっていない。目標値の設定根拠の記載も含め、書式の改善 を検討されたい。
⑤ 本年度の評価に当たり、106のサブ指標を設定したことについては評価 で き る が 、 施 策 の 中 に は 、 依 然 と し て サ ブ 指 標 の 設 定 が 困 難 と さ れ て い る 施策がある。市が行う事業は、経費が投入されていることから、何かしらの 成 果 が あ っ て し か る べ き で あ る 。 こ れ ら の 施 策 に つ い て サ ブ 指 標 の 設 定 を 引き続き求める。
⑥ 前項と関連するが、成果指標及びサブ指標には、①施策や事業に投入され た予算 ・人員 ・時 間 を表示 するイ ンプ ッ ト指標 (投入 資源 指 標)、 ②施策や 事 業 の 実 施 に よ り 産 出 さ れ た サ ー ビ ス 量 や 事 業 量 を 表 示 す る ア ウ ト プ ッ ト 指標(産出量指標)、③サービス量や事業量の産出の結果、市民生活にもたら される成果を表示するアウトカム指標(成果指標)の3つのタイプがある。 いずれの施策、事業についてもアウトカム指標を設定することが望まれるが、 それが困難な場合、費用対効果の視点も考慮してアウトプット指標、インプ ット指標を設定されたい。
⑦ サブ指標の中には、成果目標・指標の達成に結びつかないものがあること から、その妥当性については、施策所管局において引き続き十分議論された い。
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(2)施策の総合評価の結果
■ 施策の総合評価の結果は、次のとおりである。
1 次 評 価 ( 市 ( 施 策 所 管 局 ) の 評 価 ) は 、 A が 2 5 施 策 で 5 0 % 、 B が 25施策で50%という結果であったが、当審議会が行った17施策の2次 評価では、Aが7施策で41%、Bが10施策で59%となり、1次評価よ りも厳しい評価となった。
施策の総合評価の結果(2次評価)
1次評価 2次評価 (参考)昨年度2次評価 施策数 割合 施策数 割合 施策数 割合
A 25 50% 7 41% 3 19%
B 25 50% 10 59% 13 81%
C 0 0% 0 0% 0 0%
合計 50 100% 17 100% 16 100% A … 施策の目標達成に向けて十分に事業の効果が現れている
B … 施策の目標達成に向けて一部の事業の取組に改善が必要 C … 施策の目標達成に向けて事業の取組に大幅な改善が必要
本年度の2次評価は、17施策のうち10施策をB評価とし、一部の事業 の 取 組 に 改 善 が 必 要 で あ る と し た こ と か ら 、 こ れ ら 1 0 施 策 に つ い て は 、 改善工程表の作成を求める。
改善工程表の評価の詳細については後述するが、特に成果を意識しながら、 改善に取り組むこととし、来年度に自己評価を行う際には、予定どおり取り 組むことはもちろんだが、どのような成果が上がったのかを把握し、業務分 析等の結果を明確に示して、市民への説明責任を果たされたい。
個 別 の 施 策 に 関 す る 意 見 は 、 1 1 ペ ー ジ 以 降 の 「 平 成 2 7 年 度 2 次 評 価 結果について」のとおりである。
な お 、 本 年 度 に 実 施 し た 総 合 評 価 の 結 果 は 、 成 果 指 標 の 結 果 と と も に 、 35ページ以降の参考資料2に掲載している。
改善工程表の作成を求める施策(10施策) 基本
目標
施策 No.
施策名 所管局 部会別
I 1 地域福祉の推進 健康福祉局 1
I 2 援護を必要とする人の生活安定と自立支援 健康福祉局 1
I 5 青少年の健全育成 健康福祉局 1
Ⅱ 22 人権尊重・男女共同参画の推進 市民局 1
Ⅱ 23 世界平和の尊重 総務局 1
Ⅲ 26 資源循環型社会の形成 環境経済局 2
Ⅲ 28 水源環境の保全・再生 環境経済局 2
Ⅲ 33 地域経済を支える産業基盤の確立 環境経済局 2
Ⅲ 36 都市農業の振興 環境経済局 2
Ⅴ 48 皆で担うまちづくりの推進 市民局 1
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■ 施策の総合評価に係る主要な意見は、次の5点である。今後の施策の推進 に反映されたい。
① 限られた財源の中で事業を効果的に推進する必要が求められることか ら 、 市 民 や 市 内 に 所 在 す る 大 学 、 民 間 事 業 者 、 N P O 法 人 な ど の 地 域 資 源 の 活 用 や 行 政 と し て の 役 割 分 担 を 強 く 意 識 す る と と も に 、 費 用 対 効 果 や 、 実 施 内 容 と 結 果 の 因 果 関 係 な ど の 分 析 を 行 い 、 過 剰 な サービスにならないよう行政サービスの適正な水準をどこまでとすべき かを常に考えながら、事業を実施されたい。
② 施 策 の め ざ す 姿 を 実 現 す る た め に は 、 構 成 す る 各 事 業 に つ い て 、 施 策 所 管 局 が 効 率 的 ・ 効 果 的 に 推 進 し て い く こ と は 当 然 で あ る が 、 他の部局との連携により効果が高まることを認識し、部局間で協力した 結 果 が 評 価 に 反 映 で き る よ う な 共 通 の 目 標 ・ 指 標 の 設 定 、 事 業 の 共 同 立 案 ・ 実 施 な ど 、 縦 割 り 行 政 か ら 脱 却 す る 局 間 連 携 、 局 区 間 連 携 を 強める仕組の導入を引き続き検討されたい。
③ 事 業 の 実 施 に 当 た り 、 毎 年 、 事 業 の 回 数 な ど ボ リ ュ ー ム を 増 や し て いくものが多くあるが、単に回数を増やすということは、人員増や財政 負 担 増 に つ な が る こ と と な る 。 い か に よ り 低 い コ ス ト で よ り 質 の 高 い サービスを提供するか、最少の経費で最大の効果を上げるという費用対 効 果 の 視 点 に 立 ち 、 サ ー ビ ス の 適 正 な 水 準 を 見 極 め た 上 で 目 標 を 設 定 すべきである。
④ 施策所管局とのヒアリングを通じて感じられることは、施策・事業の 立案において国の通知や他の指定都市の取組を参考にすればそれで十分 という、市民の暮らしの現場である地域への視点を欠く施策・事業立案 意識である。だが、国の通知は技術的助言、すなわちアドバイスにすぎ ず、また単に他市の模倣で満足するのではなく、あくまでも市民の暮ら しの現場である地域の実態の把握・分析を出発点とし、地域課題の解決 等 に 努 め 、 相 模 原 市 の 特 徴 を 踏 ま え た 独 自 性 の あ る 施 策 ・ 事 業 を 構 築 することが求められる。
⑤ 本年度は、50施策のうち33施策は2次評価を実施せず、当審議会 か ら の 意 見 を 付 し て い な い が 、 改 善 は 絶 え ず 必 要 と さ れ る こ と か ら 、 施 策 所 管 局 が 本 年 度 の 1 次 評 価 に お い て 記 載 し た 改 善 策 を 着 実 に 実 施 されたい。
また、本年度の建議における総括的な意見については、全庁において 実施されたい。
10
(3)改善工程表モニタリングの結果及び評価
■ 改善工程表に関する主要な意見は、次の3点である。
① 改善 工程 表の スケ ジ ュー ル欄 は、 対応 方 針で 示し た項 目を各 四半 期の 中 で どう 具 体化 するの か を段 階 的に 示すも の であ る ため 、第1 四 半期 は 何を行うのか、第1四半期を踏まえて第2四半期は何を行うのか、最終的 に 第 4 四 半 期 で ど う 実 現 し て い く の か と い う こ と を 、 得 ら れ る 成 果 と 合わせて具体的に記載されたい。
② 改善工程表のスケジュール欄において、第1四半期で改善が完結できる 内 容 にも か かわ らず、 第 4四 半 期ま で期間 を 要す る とさ れるも の が散 見 される。早期に改善が達成されるよう、スピード感を持って実行されたい。
③ 今 回 の 改 善 工 程 表 の モ ニ タ リ ン グ 評 価 に お い て 指 摘 の あ っ た 事 項 に ついては、早急にその具体的な対応策を検討し、改善プロセスを重ねられ たい。
なお、個々のモニタリング結果は、25ページ以降に記載するので参照さ れたい。
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新・ 相模原市総合計画
平成2 7 年度「 2 次評価」 結果について( 施策別各論)
基本目標Ⅰ 誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策1
施 策 名 地域福祉の推進 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 成 果 指 標 の 結 果 の 分 析 に 当 た り 、 目 標 が 達 成 で き な か っ た 場 合 は 、 その原因と改善方策を明記すべきである。そのことを踏まえて次の施策を 展開されたい。
・ 相 模 原 市 社 会 福 祉 協 議 会 の 活 動 は 、 地 域 福 祉 の 推 進 に 重 要 な 役 割 を 担っていることは理解するが、補助金の決算額が毎年増加している現状を 踏まえ、自主財源の確保等に一層取り組まれるよう働きかけられたい。
【改善すべき点】
・ 成 果 指 標 「 指 標 1 地 域 で 、 住 民 が 互 い に 支 え あ っ て い る と 感 じ る 市民の割合」の達成率が毎年低下しておりC評価となっている。民生委員 協力員制度などの新たに実施する取組の評価も含め、原因を分析した上で 課題を整理し、目標達成に向けた取組を実施されたい。
12 施策2
施 策 名 援護を必要とする人の生活安定と自立支援 1次評価 A
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 生活保護受給者が毎年増加していく中で、様々な自立支援プログラムを 実施し、「指標2 生活保護を受けている人のうち、自立支援プログラム に参加した人の割合」が増加していることについては評価できる。
【改善すべき点】
・ 「 サ ブ 指 標 2 − 2 学 習 支 援 を 行 っ た 中 学 3 年 生 の 高 校 進 学 率 」 に つ い て は 、 勉 強 会 に 参 加 し た 中 学 生 に 対 す る 割 合 で は な く 、 生 活 保 護 受給世帯の中学生全体に対する割合を目標とすべきである。指標について 再検討されたい。
・ 「指標2 生活保護を受けている人のうち、自立支援プログラムに参加 した人の割合」の目標値の設定については、最終目標を県内先進都市の 値を基に設定していることから、既に達成率が200%を超えているが、 他都市の状況を改めて分析するなど現状の把握に努め、更に高い目標に向 かって取組を進められたい。
施策5
施 策 名 青少年の健全育成 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 絵画や写真コンテストのポスターや、支援・相談機関のリーフレット等 による啓発活動については、最終的な効果とコストパフォーマンスを常に 意識しながら取組を進められたい。
【改善すべき点】
・ 「指標7 不良行為少年補導人数」については、目標を大幅に上回る 達成率となっているが、保護者の就労環境の多様化や核家族化の進行など 生活形態の変化により青少年の健全育成のあり方が変化していることを 踏まえ、新しい視点での指標設定を検討されたい。
13 施策9
施 策 名 障害児の支援 1次評価 A
2次評価 A
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 施策進行管理シート「6 施策を構成する主な事業の取組結果」の記載 に当たっては、前年度の取組の評価を踏まえ、常に新しい視点で目標を 設定されたい。
・ 各指標については、目標を達成しており評価できるが、現在設定して いる指標は、サービスの利用者や参加者の数量を増加させることを目標と している。今後は、障害児支援の質を高める取組にも力を入れられたい。
【改善すべき点】
・ 「指標16 療育相談やリバビリテーションを行っている障害児の数」 の実績値が目標値を上回って推移しており、目標値の根拠、妥当性を検討 されたい。
施策11
施 策 名 医療体制の充実 1次評価 A
2次評価 A
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 「サブ指標11−3 国民健康保険税の収納率」がB評価となっている が、目標が達成できないのであれば、その原因と改善策を「結果の分析」 欄に明記すべきである。
・ 市民に安心感を持っていただくため、救急隊の現場までの到着時間を サブ指標に設定することを検討されたい。
【改善すべき点】
・ 施策進行管理シートの「結果の分析」欄や「総合分析及び市の自己評価」 欄の記載に当たっては、市民への説明責任を果たすため、より具体的に 明記されたい。
14 施策13
施 策 名 市民生活の安全・安心の確保 1次評価 A
2次評価 A
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 自 転 車 交 通 事 故 件 数 の 割 合 が 高 い 状 況 は 、 本 施 策 の ほ か 「 施 策 4 2 地域を支える交通環境の充実」及び「施策43 公共交通を中心とする 交通体系の確立」と密接に関連する問題であることから、都市建設局との 連携によりソフトとハードの両面から対応を検討する必要がある。
・ 「サブ指標13−3 消費生活に関する出前講座参加人数」については、 実績値が目標値を大幅に下回っている。目標値の妥当性について再検討が 必要である。
【改善すべき点】
・ 防犯灯LED化事業(ESCO事業)については、犯罪の防止や通行の 安 全 確 保 の ほ か 、 節 電 や 事 業 経 費 の 削 減 に も つ な が る も の で あ り 評 価 できる。今後はサブ指標に設定することについても検討されたい。
15
基本目標Ⅱ 学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
施策16
施 策 名 学校教育の充実 1次評価 A
2次評価 A
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 施 策 の 推 進 に 当 た っ て は 、 相 模 原 市 の 学 校 教 育 に 関 す る 調 査 結 果 や 地域社会が抱える問題を分析し、市独自の学校教育のあり方を引き続き 検討されたい。
【改善すべき点】
・ いじめ防止フォーラムについては、子どもの小中学校における取組を、 子ども自身が発表するという積極的な取組により、当初は、大人や教員の 意識啓発を目的としていたところから、今後は更に子ども自身の意識啓発 としても位置づけていくとのことであった。
この取組については高く評価するとともに、今後も、事業を常に発展さ せていく、このような姿勢を堅持しつつ、その具体化に取り組まれたい。
施策22
施 策 名 人権尊重・男女共同参画の推進 1次評価 A
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【改善すべき点】
・ 「指標43 家庭・地域・学校・職場などで男女平等であると思っている 市民の割合」の達成率が毎年減少しているが、施策を構成する主な事業が 冊子の発行や講座の開催、啓発活動等に終始している。
目標達成に向けては、原因の分析等に努め、より効果的な事業の推進に 努められたい。
・ 「指標43 家庭・地域・学校・職場などで男女平等であると思っている 市 民 の 割 合 」、「 指 標 4 4 市 審 議 会 等 に お け る 女 性 委 員 割 合 」、
「サブ指標22−1 人権啓発講演会の参加人数」が、それぞれB評価と なっているが、目標が達成されていないにも関わらず、原因分析が不十分 である。しっかりとした分析のもと、対策を検討されたい。
16 施策23
施 策 名 世界平和の尊重 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 学 校 や 他 局 と の 連 携 に よ り 「 市 民 平 和 の つ ど い 」 や 「 平 和 ポ ス タ ー コ ン テ ス ト 」 な ど 、 様 々 な 普 及 啓 発 活 動 に 取 り 組 ん で い る こ と は 評 価 できる。
【改善すべき点】
・ 成果指標に掲げる目標の達成には、継続した取組が重要である。 特に「市民 平和のつ ど い」の開催 に当たっ て は、より多 くの市民 に 参加 いただけるよう内容の充実を図るとともに、周知の方法も検討されたい。
17
基本目標Ⅲ やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
施策24
施 策 名 地球温暖化対策の推進 1次評価 A
2次評価 A
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 目標の達成に向けて様々な施策を展開していることは評価できる。
【改善すべき点】
・ 地球温暖化対策には、企業の協力が不可欠である。中小規模事業者向け の 設 備 更 新 の 助 成 制 度 な ど 、 省 エ ネ ル ギ ー 対 策 等 に つ い て は 、 産 業 の 競 争 力 を 向 上 さ せ る 効 果 も あ る こ と か ら 、 経 済 部 と 連 携 し て 引 き 続 き 取り組まれたい。
・ 目 標 値 と 実 績 値 に 乖 離 が あ る こ と を 認 識 し 、 施 策 の 展 開 が 総 花 的 に ならないよう意識しながら、費用対効果の視点を踏まえ、戦略的に取組を 進められたい。
18 施策26
施 策 名 資源循環型社会の形成 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ ごみの減量化は、最終処分場の延命化の視点においても重要な取組で ある。
・ 今 後 は 、 一 般 ご み の 収 集 回 数 を 週 3 回 か ら 2 回 に 減 ら す こ と に よ る ごみの減量効果を検証していく必要がある。
・ 今後、家庭ごみの減量化・資源化対策を一層推進しても、ごみの減量化 が図られない場合は、家庭ごみの有料化制度の導入についても議論して いく必要がある。
【改善すべき点】
・ リサイクルの推進には、地道な啓発活動が不可欠である。成果指標の 達成率が鈍化していることを踏まえ、新しい工夫による市民への啓発方法 を検討されたい。
・ 資源化を更に推進するため、新しい分別品目の追加についても検討され たい。
19 施策27
施 策 名 廃棄物の適正処理の推進 1次評価 A
2次評価 A
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 廃棄物の処理に当たっては、最終処分場の計画的な整備が大変重要で あ り 、 次 期 最 終 処 分 場 の 整 備 に 向 け た 検 討 を 早 期 に 進 め て い る こ と に ついては、評価できる。
・ まちの美観の改善には、市民や地域団体の協力が不可欠であることから、 市 民 地 域 清 掃 や 街 美 化 ア ダ プ ト 制 度 な ど の 協 働 に よ る 取 組 を 引 き 続 き 推進されたい。
【改善すべき点】
・ 各指標は目標を達成しており評価できる。今後は、一般ごみ収集業務の 民間委託など、コスト削減に向けた取組を一層進められたい。
20 施策28
施 策 名 水源環境の保全・再生 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 森林整備予定地にオオタカの巣があったため事業内容等を変更したこと については、自然に対する配慮を行いながら柔軟に取り組む姿勢であり、 評価できる。
・ 「 指 標 5 4 市 域 か ら 津 久 井 湖 に 流 入 す る チ ッ ソ ・ リ ン の 削 減 量 」 に つ い て は 、 公 共 下 水 道 や 高 度 処 理 型 浄 化 槽 を 整 備 す る こ と に よ り 見込まれる量を目標としているが、評価に当たっての参考資料として、 湖の水質データを提供されたい。
【改善すべき点】
・ 高度処理型浄化槽の普及に当たって、民間活力を活用した新たな制度を 導 入 す る こ と に つ い て は 、「 指 標 5 4 市 域 か ら 津 久 井 湖 に 流 入 す る チッソ・リンの削減量」の実績値が目標値を大幅に下回っていることを 踏まえ、スピード感を持って早急に取組を進められたい。
21 施策33
施 策 名 地域経済を支える産業基盤の確立 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 企業誘致や人材育成に力を入れていることについては評価できる。
・ 近年の産業構造の変化から「指標64 製造品出荷額等」の目標を達成 することは難しい状況である。しかし、企業誘致には、製造品出荷額以外 にも雇用の創出や税収の確保など様々な効果が見込まれる。これらの効果 を分析し、サブ指標等により明確に示していくことが重要である。
・ 産業基盤の強化には、新産業の創出の視点が不可欠である。
「 施 策 3 4 新 産 業 の 創 出 と 中 小 企 業 の 育 成 ・ 支 援 」 に 連 動 し て 、 インキュベーション機能をより充実させることも検討されたい。
【改善すべき点】
・ 企 業 誘 致 や 人 材 育 成 の 取 組 の ほ か に 、 国 際 競 争 に 勝 ち 抜 く た め の 独 自 技 術 の 開 発 な ど 、 新 し い 視 点 で の 産 業 振 興 策 等 に つ い て も 検 討 されたい。
22 施策36
施 策 名 都市農業の振興 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 都内在住者等には、身近で農業をやりたいというニーズが多い。 体 験 型 農 園 の 開 設 促 進 に つ い て は 、 相 模 原 市 が 都 心 か ら 近 い と い う メリットを生かし、引き続き取組を進められたい。
・ 農産物直売所の運営支援等による地産地消の取組に力を入れていること については評価できる。今後も、農業の6次産業化(生産―1次・加工― 2次・販売―3次)など、農業が経営的に魅力あるビジネスになるための 取組を引き続き検討されたい。
【改善すべき点】
・ 新 規 就 農 者 を 獲 得 す る た め に は 、 相 模 原 市 の 農 作 物 が 売 れ る 環 境 を 整備することが必要である。単に作付面積を増加させる取組だけでなく、 販路拡大の取組等にも力を入れる必要がある。
・ 市 内 の 農 業 生 産 量 に つ い て は 、 単 に 総 量 を 増 加 さ せ る と い う 視 点 で は な く 、 品 目 ご と の 生 産 量 を 分 析 し 、 重 点 品 目 を 定 め る な ど 、 相模原市らしさを明確にして、差別化していくことが重要である。 また、この視点でのサブ指標の設定についても検討されたい。
23
基本目標Ⅳ 活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
施策44
施 策 名 魅力ある景観の保全と創造 1次評価 A
2次評価 A
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 「まちなみウォッチング」は、市民の景観に対する意識を高めるうえで 重要な取組であり評価できる。今後もNPO団体等との協働により継続的 に取り組まれたい。
・ 「 地 区 計 画 」「 建 築 協 定 」「 景 観 協 定 」 等 の 景 観 を 保 全 す る 取 組 は 、 魅力あるまちづくりには重要であるため、引き続き取り組むとともに、 今後は、これらを更に発展させた「景観地区」や「緑化地域」の指定に ついても検討されたい。
・ 市民アンケート結果に基づく指標である「指標81 市街地の景観が 良好に保たれていると感じる市民に割合」と「指標82 自然的な景観が 良好に保たれていると感じる市民の割合」については、地域別や世代別の クロス集計により課題の分析に努め、今後の施策に生かされたい。
【改善すべき点】
・ 魅力あるまちづくりの推進に努め、特に著しい功績があった個人又は 団 体 を 表 彰 す る ま ち づ く り 功 労 者 国 土 交 通 大 臣 表 彰 を 「 御 園 二 丁 目 まちづくり協議会」と「小田急相模原北口B地区市街地再開発組合」が 受賞したことは、地域ブランドの創出であり高く評価する。
今後も、市民が地域に誇りと愛着を持てるような魅力あるまちづくりを 推進されたい。
24 基本目標Ⅴ 市民とともに創る自立分権都市
施策48
施 策 名 皆で担うまちづくりの推進 1次評価 B
2次評価 B
意見及び改善すべき点
【施策推進に対する意見】
・ 市民・大学交流センターの運営事業については、各種イベントの開催の みならず、大学という資源をいかに相模原市のまちづくりに生かすかとい う視点に立ち取組を進められたい。
【改善すべき点】
・ 「指標89 市内のNPO法人数」が上昇しておりA評価であるにも 関わらず、「指標88 市民活動の参加率」が低下傾向にありC評価とな っている。この2つの指標の関連性について分析し、目標の達成に 向 けた対応策を検討されたい。
25
新・相模原市総合計画
平成26年度「改善工程表モニタリング」結果について(施策別各論)
*平成25年度実績に基づく平成26年度2次評価において、B評価の施策
基本目標Ⅰ 誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策4
施 策 名 子育て環境の充実
意見
【モニタリング評価】
・ 「指標5 子どもを育てやすい環境であると感じている市民の割合」は、 平成25年 度におい て は達成率が 低下した が 、平成26 年度は一 転 して 上昇に転じている。このことについて分析し、目標の達成に向けた対応策 を検討されたい。
・ 施策の推進に当たっては、国の法令に従った仕事をすれば十分という ことはない。地域の実態の把握・分析に努め、相模原市の特徴を踏まえた 独自性のある施策を構築されたい。
施策7
施 策 名 高齢者を支える地域ケア体制の推進
意見
【モニタリング評価】
・ 改 善 工 程 表 の ス ケ ジ ュ ー ル に お い て 、 他 指 定 都 市 の 調 査 結 果 の 把 握 ・ 分析に期間を要しているため、スピード感を持って取り組まれたい。
・ 施策の推進に当たっては、他の指定都市と比較して相模原市がどの程度 の水準であるかを把握した上で、施策を構築されたい。
・ 高齢者施策で先端性を出すためには、国の法令に従った仕事をすれば 十分ということはない。地域の実態の把握・分析に努め、相模原市の特徴 を踏まえた独自性のある施策を構築されたい。
・ 介 護 人 材 の 確 保 や 定 着 は 全 国 的 な 課 題 に な っ て い る 。 介 護 さ れ る 方 のみならず介護の現場で働く方々の意見も取り入れながら、相模原市独自 の取組を検討されたい。
26 施策8
施 策 名 障害者の自立支援と社会参加
意見
【モニタリング評価】
・ 改善工程表のスケジュール等については、四半期ごとに、より具体的な 活動を記載した上で計画的に改善に取り組まれたい。
・ 「指標14 相談支援を受けている件数」については、法改正に伴い、 相 談 件 数 の 捉 え 方 を 見 直 し た と の こ と で あ る が 、 経 年 の 変 化 が 分 か る 記載方法を検討されたい。
27
基本目標Ⅱ 学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
施策18
施 策 名 生涯学習の振興
意見
【モニタリング評価】
・ 自治体によっては、大学が施設開放等を実施しているところもある。 相模原市においても、生涯学習の振興に当たり、大学や企業等と連携した 取組を検討されたい。
・ 公 民 館 で 実 施 し て い る 学 習 事 業 等 は 、 地 域 住 民 に と っ て 最 も 身 近 な 学習機会である。単に講座数や受講者数を増加させることだけを目標と す る の で は な く 、 学 習 内 容 の 質 を 高 め る こ と に つ い て も 併 せ て 検 討 されたい。
施策21
施 策 名 国際化の推進
意見
【モニタリング評価】
・ 多言語対応については、東京オリンピック・パラリンピックを見据え、 フ ラ ン ス 語 や ロ シ ア 語 、 ア ラ ビ ア 語 な ど に も 対 応 で き る 体 制 を 検 討 されたい。
・ 国 際 交 流 ラ ウ ン ジ を 通 じ て 様 々 な 国 際 交 流 事 業 を 実 施 し て い る こ と については評価できる。
今後は、 これら を更に 発展させ 、外国 人が市 内で生活 する際 のコミ ュ ニティの維持、日本人と外国人が一緒に地域社会を支えていくという視点 の取組や、 経済のグ ロ ーバル化に 視点を置 い た国際化の 取組につ い ても 他部局と連携し検討されたい。
28
基本目標Ⅲ やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
施策25
施 策 名 環境を守る担い手の育成
意見
【モニタリング評価】
・ 「指標47 日常において、環境に配慮している市民の割合」が毎年 減少傾向にあることについては、クロス集計などにより原因分析を行い、 目標達成に向けた対応策を検討されたい。
・ 「環境まつり」については、駅前の商業施設で開催した結果、参加者数 が増加したとのことであり、環境意識の普及啓発に一定の効果があった も の と 推 測 さ れ る 。 今 後 は 、 事 業 内 容 を 充 実 さ せ る こ と に つ い て も 力を入れられたい。
施策31
施 策 名 快適な都市空間の創造
意見
【モニタリング評価】
・ 「指標61 公園の満足度」を自治会単位で分析していることについて は評価できる。
・ 「指標60 緑化活動に取り組む市民の割合」の達成率が大幅に減少 していることについては、引き続き各種調査結果の分析に努め、目標達成 に向けた対応策を検討されたい。
・ パークマネジメントプランの策定に当たっては、公園だけに目を向ける のではなく、街全体の魅力を創出するという視点に立ち、庁内横断的に 検討を進められたい。
29 施策34
施 策 名 新産業の創出と中小企業の育成・支援
意見
【モニタリング評価】
・ 第1四半期、第2四半期に実施した各種アンケート調査については、 調査の中間段階での分析等を十分に行い、関係部局で情報共有を図られた い。
・ 工程表の中には、対外的に相模原市の魅力を発信する取組が含まれて いない。企業に選ばれる都市を目指すため、各種調査結果の分析と並行 して、情報発信の方策についても併せて検討を進められたい。
30
基本目標Ⅳ 活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
施策41
施 策 名 広域的な交流を支える交通体系の確立
意見
【モニタリング評価】
・ サ ブ 指 標 の 設 定 に つ い て は 、 改 善 工 程 表 に 基 づ き 、 引 き 続 き 検 討 を 進められたい。アウトカム(成果)指標の設定が困難であれば、アウト プット(産出量)指標やインプット(投入資源)指標についても検討し、 平成28年度の進行管理から採用できるように取り組まれたい。
施策42
施 策 名 地域を支える交通環境の充実
意見
【モニタリング評価】
・ コミュニティ交通の実証運行については、改善工程表に基づき計画どお り進行しており、平成27年4月から根小屋地区乗合タクシーが本格運行 を開始したことについては評価できる。
・ コミュニティ交通が交通不便地域の生活の足を確保する目的であること は理解するが、今後人口減少等により、利用者の減少が予想されること か ら 、 観 光 な ど の 地 域 活 性 化 の 視 点 も 取 り 入 れ て い く こ と も 重 要 と 考える。
・ サブ指標について「自転車と歩行者の通行区分が分離されている道路の 整備済延長」を設定したことは評価する。しかし市道整備に関しても、 事業費が大きいことから引き続きサブ指標の設定を検討されたい。
施策45
施 策 名 安全で快適な住環境の形成
意見
【モニタリング評価】
・ 建築物の耐震化が進まない原因を分析し、改善策として補助制度を拡充 したことについては評価できる。今後は、改善工程表のスケジュールの とおり制度の利用促進に努められたい。
・ 建築物の危険度は、地域特性によっても差があるため、地盤の強度の ほか、人口の集中率や高齢化率などについても分析されたい。
31 基本目標Ⅴ 市民とともに創る自立分権都市
施策47
施 策 名 分権型のまちづくりの推進
意見
【モニタリング評価】
・ 改善工程表のスケジュール欄に具体的な活動内容の記載がない。施策の 改善に向けて、より詳細なスケジュール管理をされたい。
・ 区役所機能強化については、3区それぞれの地域特性と区民の願いに応 じて、区民生活に根ざした独自性ある事業実施を可能とする仕組みを、区 長権限の強化や局区間連携の仕組み等を含めて課題を分析した上で、検討 を進められたい。
施策50
施 策 名 市民と行政のコミュニケーションの充実
意見
【モニタリング評価】
・ 「市民の声システム」については、市民の信頼を確保するという意味 では効果 があり 評価で きるが、 行政が 対処す べきこと と、市 民が対 処 すべきことの一定のルールを持つことが重要である。
・ 「市民 の声」に つ いては、項 目ごとの 分 類だけでな く、問い 合 わせ 内容の特徴等についても分析を行い、各部局の政策立案の参考にされた い。
・ それぞれの部局で実施している各種の調査結果についてWEBサイト 上で一括して閲覧できるホームページの構成を検討されたい。
32
相模原市総合計画進行管理実施方針
1 目 的
この実施方針は、「新・相模原市総合計画」(以下「総合計画」という。)を効果 的かつ効率的に推進するため、総合計画の成果目標の達成度を明らかし、市民に公 表することにより、継続的な改善活動と総合計画の円滑な推進に資することを目的 とする。
2 進行管理の対象
総合計画に掲げた施策及び当該施策を構成する事務事業とする。
なお、施策を構成する事務事業は、実施計画事業及び各年度に実施した施策目標 に貢献度が高い事業とする。
ただし、施策を構成する事務事業のうち、法令等による義務的事業や単年度で終 了する事業などは除く。
※ 施策目標に貢献度が高い事業:各局・区等が「局・区運営方針」で定めた事業のうち、実施計画 事業以外で、施策目標を達成するために貢献度が高い事業。
3 進行管理の方法
総合計画の進行管理は、評価及びモニタリングにより実施することとする。 評価は、これまで本市が行ってきた施策評価の仕組みをベースとして次の(1) のとおり実施する。
モニタリングは、2次評価を行った施策のうち、総合計画審議会が選定した施策 について、各所管局・区長等が改善工程表を作成することとし、次の(2)のとお り実施する。
(1)評価 ア 視点
(ア) 達成度
a 成果指標の目標値に対して、実績値の達成率がどうであったか。 b 施策を構成する事務事業の取組結果がどうであったか。また、施策の
目標達成に貢献する事業として適正か。 (イ) 費用対効果
施 策の目 標達成のために 事業費 や人員に見合っ た効果 が得られている か。
イ 実施主体
(ア) 1次評価:当該施策を所管する各局・区長等が実施する。
(イ) 2次評価:1次評価の妥当性を検証するとともに、評価の精度を高め るため、総合計画審議会が実施する。
ウ 実施年度
前年度の実績に基づき、原則として毎年度実施する。ただし、2次評価の 対象とする施策については、総合計画審議会に諮って別に定めることとする。
参考資料1
33
なお、成果指標を一つのみ設定している施策で、かつ、その指標が毎年度 測定することが不可能な指標である場合には、成果指標を補完する指標の設 定や主な事務事業の取組結果など、他の項目により評価を実施する。
エ 時点
前年度末の時点の状況を基準として評価を行う。 オ 手順
(ア) 施策を構成する事務事業について、事務事業の所管課長が施策目的に照 らし、事業実績の把握及び評価を行う。
(イ) 各局・区長等は、各所管課長の評価結果を基に、総合的な見地から施策 進行管理シートを作成し、局区内評価会議において自己評価を行った上、 政策会議に付議して1次評価結果を確定させる。
(ウ) 各局・区等から提出された1次評価結果を総合計画進行管理主管課がと りまとめ、総合計画審議会に提出する。
(エ) 総合計画審議会は、必要に応じて施策担当部局の職員からヒアリングを 実施し、1次評価結果を基に専門的、かつ、客観的な視点から評価の妥当 性等を検証し、2次評価結果報告書をとりまとめ、市長に建議する。 (オ) 市長は、2次評価結果報告書に付された意見等を次年度以降の施策立案
や組織・定数管理、予算編成等に反映させるよう努めるとともに、対応方 針を総合計画審議会に報告する。
※ 1 次評価 及び2次評価に おいて 改善が必要であ るとし た取組について は、モニタリングの有無にかかわらず、改善に向けて迅速な対応を図るこ ととする。
(2)モニタリング ア 趣旨
各所管局・区等は、2次評価を行った施策のうち総合計画審議会が選定し た施策について、改善に向けた具体的な取組を改善工程表において明確化し、 スピード感をもって推進することとする。また、改善の実効性を高めるため、 総合計画審議会によるモニタリングを実施する。
イ 実施主体
(ア) 改善工程表:当該施策を所管する各局・区長等が作成する。
(イ) モニタリング:改善工程表に記載された取組の実効性を高めるため、総 合計画審議会が実施する。
ウ 実施年度
原則として、毎年度実施する。 エ 取組期間
改善工程表を作成する年度を基準として、当該年度及び次年度を取組期間 とする。
34 オ 手順
(ア) 2次評価を行った施策のうち、総合計画審議会が選定した施策について、 各局・区長等が施策を構成する事業ごとに具体的な取組を記載した改善工 程表を作成し、総合計画審議会に報告する。
(イ) 改善工程表を作成した次年度において、各局・区長等は、局区内評価会 議においてその進行状況を自己点検し、総合計画審議会へ報告する。 (ウ) 総合計画審議会は、各局・区等の取組状況を評価し、市長に建議する。 (エ) 市長は、建議の内容等を踏まえ、次年度以降の施策立案や組織・定数管
理、予算編成等に反映させるよう努める。
4 結果の公表
評価結果、市の対応方針及び改善工程表については、市ホームページへの掲載等 により市民に公表する。